転職したいのにためらってしまう心理

悩めるひと
悩めるひと

・物価が上がってるのに給料が上がらない・・・でも転職するのは不安。

・新しい職場の人間関係はどうなんだろう・・・?

・こんなことで悩むんだったら今のままでいいや・・・

ただでさえ毎日疲れてるのにアレコレ考えるのはいやですよね・・・。

転職しよう!と決意しても二の足を踏むことはよくあります。

その心理を解説します!

結論、心理学でいうプロスペクト理論で説明できます。

なんだか難しい理論が出てきたぞ?と思ったアナタ。この理論は一言でいうと

  • 人間は利益を得る喜びよりも、損失の痛みを強く感じる

たったこれだけです。

ということは、現状維持でいいやという心理は、人間として当たり前なのです。

理由としては、労力をかけた末に転職できた!としても、人間関係が合わないためにまた転職を繰り返してしまうと、職歴が汚くなってしまうから。

一方、世間では、口を開けば転職転職ゥ!といった言葉であふれています。

この記事ではいまいち転職するのにためらいが出てくる人へ向けた考え方を解説していきます。

会社にしがみつくことのメリット・デメリット

しがみつくメリット

  • 必要以上にがんばらなくてもいい
  • 変化を受け入れたくない

転職が昔よりは盛んになったとはいえ、日本は解雇規制が依然として根強いです。

加えて、脳のバイアスに「変化を嫌う」性質があります。

そして冒頭で述べた「人は損失を避けたがる」プロスペクト理論もあり、転職しなくても必要最低限で生きていければいいや、となってしまっているのではないでしょうか。

しがみつくデメリット

  • 年功序列でしか給料が上がらない=社外では通用しない人材になってしまう
  • インフレで給料が目減りするリスク・倒産したときのリスク
  • 自分で利益を生み出せなくても、会社全体で稼いできてくれる。自分だけなあなあでやればよいという諦めマインド・・・長期的には衰退をするだけ

楽しくない仕事をすること=金に買われて仕事をしている

嫌々ながら仕事をする人間は消えていく可能性が高い

仕事がAIに取って代わられる!とよく言われますが、まさにそれが理由です。

薄給だけど希望者が殺到するクリエイティブな仕事、たとえばウエディング業界や美容師、テレビの制作会社は仕事に「やりがい」があることがほとんどです。

一方、ルーティンワークはコストが高いです。ということは、経営者・投資家にとっては人件費を抑えるためにテクノロジーで置き換えることができる、と常に考えている存在です。

働きやすい会社を探す方法

市場価値の高さと会社の働きやすさは長期的に一致する

「働きやすい良い会社」では、市場価値の高い人材が集まりますが、そうした人材が辞めない会社は本物です。

景気が良い間は、その会社の旨い汁をみんなで吸うことができるため、市場価値のある無しにかかわらず、仲良しクラブで居られます。

一方で、会社の景気が悪くなったとき、市場価値がない人間ほど、他人を蹴落とそうと残忍になります。逃げ場がないからです。

福利厚生は重視するな

大企業や儲かっている企業ほど、福利厚生を手厚くしてくれます。社員にとってはうれしい限りですよね。

ですが、会社が福利厚生費を負担しているので決定権は会社にあります。

ということは、景気が悪くなれば改悪や廃止される可能性もあります。

そもそも、景気が良くても、その会社から転職してしまうと関係なくなってしまいます。

つまり、自分ではコントロールできるものではないのです。

経験と知識は誰にも奪われない

多くの歴史上の偉人を輩出しているユダヤ人の言い伝えでは、「帰るべき土地は何千年も奪われたが、自らの頭の中にある知識は誰にも奪うことはできない」とされています。

会社選びでも、キャリアを自由に選びたいのなら、福利厚生よりも自分の経験と知識を活かせる場所を重視しましょう。

特に、20代のうちは『専門性』を、30代以降は『経験』で勝負しましょう。

なぜなら『専門性』は誰でも学べば獲得可能であり、年を取るほど差別化が難しいです。

その一方で、『経験』は一般化されにくいです。

転職先の人間関係を調べるには?

私自身の経験ですが、転職エージェントに聞くのがかなり有効です。

というのも、転職エージェント経由で人材を採用すると、およそ想定年収の3倍を会社からエージェントに支払うとされています。

会社からすれば、高額な料金を払って人材を迎え入れたからにはすぐには辞めない人材が欲しい。

ですので、面接を通過した人にはエージェントと会社の間で、事前にある程度すり合わせをすることでミスマッチを減らそうとします。

エージェントを使い倒す

もちろん、応募者側もエージェントに内定先の雰囲気はどんな感じかを聞くことができるので、ある程度のミスマッチは防げるわけです。

私自身も、しつこいぐらいエージェントにそういった情報を聞き取り、年収アップ交渉もしてもらった結果、年収100万円アップで転職に成功しました。

自分の人生がかかってるのですから、ここで遠慮する必要はありません。

エージェント側も応募者を会社に入社させることで報酬をゲットするのですから、丁寧なエージェントは自分の希望条件の背景も掘り下げてくれるので、何も臆することはありません。

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