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社会不適合者って社会でやってけないの?
社会不適合者の特徴は?
社会不適合者(社不)だから、学校や会社、就活で上手くやっていけない・・・という悩みがTwitter等のネットでは散見されています。
社会不適合者と言われる特徴は次のようなところとされています。
- 人の目を見て話せない
- 挨拶ができない
- 集団の輪に入るのが苦手
- 自分のしたいことを優先してしまう
- 「ちょっとした」ミスが多く、それゆえ「致命的な」ミスをしてしまう
- バイト・仕事が続かない
- 言われたことしかできない
- できるだけ人と関わりたくない
これを書いているだけでも過去のイヤなエピソードが思い浮かんでしまいます(笑)
自分も、大学ではたまに会う同じ学部の親友一人を除いてぼっちでした。
下宿生向けの入学歓迎イベントが入学式前にありましたが、せっかく大学に入ったんだから!と周囲の下宿生とコミュニケーションを取ろうと試みるも空振りし、歓迎会開始30分ほどで、隙を見て脱走しました。
学食には親友と1度行ったきりで、普段は一人、人のいない空き教室で前日に買っておいた菓子パンを持参して食べていました。
バイトをするも、パートのおばさんには何故か笑われ、教育係は忙しさからか常につんけんしているのでビクビクしながら仕事を覚えていくも、その教育係から罵声を浴びせられるなどのパワハラをされたので2週間で辞めました。
通っていた自動車教習所でも、教習所内の運転時、車が思っていたのと違う動きをするあまりテンパり過ぎて、教官からの質問に答えることができず、教官から教本をぶん投げられたり、道順を覚えていなくて怒られました。
更に、大学では単位が1コマ分だけ勘違いで不足しており、4年生に進級できず、留年していました。
新卒で入った民間企業も、職種的には向いてるかな?と思いきや、周囲とのコミュニケーションを取っていないため、輪を乱している!ということで注意されていました。
こうした経験をするまでは、勉強は平均的にはできるくらいなので、自分は普通の凡人だろうと思っていました。
ですが、振り返ってみれば、実は社会不適合者そのものだったんだな、と思います。
周りは内定を取っているのに、自分は・・・
就活のシーズンが始まると、それまではダラダラしていたような周りの人達が突然黒髪に染め出し、インターンだのエントリーシートだのSPIだのと横文字を繰り出してきます。
自分の新卒時は、公務員試験を当初受けていました。
民間の内定を出す時期と試験結果の発表時期とのズレが当然発生するのに、周囲と意味のない比較をしてしまい、焦りを覚えていましたが、当時は自分のやるべき勉強に集中していました。
ですが、やはり周りが〇〇の内定もらった~と言い出すと、不安が頭をよぎっていました。
「周りのことは気にするな」とよく言われますが、深層心理としては結局気になっちゃうんですよね。
自分も民間の就活で大苦戦
新卒時の公務員試験の戦績
新卒時代に受験した試験は以下のとおりです。
- 国家専門職(財務専門官)
- 国家一般職
- 政令市
- 県庁
- 中核市(2都市)
- 地元の市
ですが、国家専門職・国家一般職・政令市は1次筆記試験落ち、それ以外は1次試験は通過しましたが、2次面接ですべて落ちました。
民間の就活に切り替える
公務員にはなれないという最終結果を受けて、民間の就活に切り替えました。
このとき、既に10月でした。
地元近くの政令市にある様々な企業を受けてはみたものの、面接でやはり落ち続けました。
そうこうしているうちに、11月も終わろうとしていました。
大学は地元には無かったため、卒論執筆との兼ね合いもあり、大学のある地方に戻りました。
既に年末も迫っていたため、突破口にならないかとネットで見つけた、就職エージェントに頼ることにしました。
そのときの記事を書きましたので、就職エージェントって何なの?怪しくないの?と思う方はぜひご覧ください。
内定をもらったものの、やはり「合う/合わない」がある
上記の記事のとおり、就職エージェントを頼った結果、1月末に技術系の派遣会社にやっとの思いで内定をもらいました。
4月に入社し、6月末まで研修期間のため、小規模ながら派遣会社の本社に通っていました。
そこでは、朝礼がありますが、そのときに行う朝礼のやり方が何というか・・・独特。
変な教本みたいなものも渡され、それを元に司会が、この例文の社員の行動についてあなたはどう思いますか?と質問されたり、全員で唱和したり。
社長が変な宗教にハマっていた
実はこの朝の儀式、倫〇法人会という、やたら声出しをする脳筋体育会系の朝礼好き好き団体に会社が所属していました。
読み上げていた教本も、その団体が発行しているものでした。
そして、入社して3か月目、とあるビルに新入社員と社長、幹部と共に呼ばれました。
以下の動画(2:05~)を見てもらえると、ただのカ〇ト団体だとわかります。こういう変な団体が実在することを知る良い機会でした(当時はまだ●一教会の問題が出てくるより前の時代)。
会社自体が技術系なのにもかかわらず、サービス業や営業職のようなことをさせられて、何をやっていたんだろうと今でも思います。
民間だと、こういう団体に会社が所属し、その集まりに召集される(拒否権なし)ことがあります。
自分は当初拒否しようとしましたが、幹部が嫌な顔をし出したので、新入社員として嫌々ながら行きました(笑)。
そのとき、あまりにも自分も嫌な顔をしていたのか、幹部と社長に飲みにつれていってもらい、タダ飯をたかりました(笑)
公務員でも何らかの団体に加入させられることはあるの?
事務職公務員だと、あっても労働組合です。
そもそも上記の団体みたいな声出しをして朝礼をする習慣自体がありませんでした(公安職は別かもしれませんが)。
なお、公務員の労働組合への加入は任意ですが、同期たちは\4,000/月もかかる組合費を払って、加入していました。
公務員が労働組合に入るメリットとしては、異動の辞令内容について不服なとき、組合を通してゴネると、次の異動時には考慮してもらえる「かもしれない」という程度のことです。
年間\48,000も払って、得られるリターンがその程度だし、異動で部局の管轄事務所・出張所に行くのは自分にとっては特に嫌なことでもなかったので、組合に入る理由が見つかりませんでした。
また、自分はそうしたグループに入ると、本来の仕事以外にも、若手はまず何らかの雑用を押し付けられることを上記の倫〇法人会で思い知ったので、尚更組合に入る理由がありませんでした。
ただ、勧誘はされるので、「経済的に組合費がネックなので加入できないです(それなら自分に毎月4,000円分ごほうびに何か買う方がまし)」とそれっぽいことを伝えると諦めてくれました。
組織で働くことに向いていない人間が、そうした団体に入ることはストレスでしかないんです。
公務員試験は日本国民に与えられた秘伝の奥義
「公務員はやめとけ」と思う人へ
公務員試験の受験資格、知っていましたか?
公務員試験は、服役しているとか、暴力で政府を破壊する団体に所属していないだとか、そういう特段の理由を持っていない限り、受験可能なんです。
年齢の上限はあるものの、専門学校を出て大卒の人より若い年齢で大卒枠を受けて入った知人もいますし、就活をしている大学生や就職浪人の人にとっては、事前準備を怠らなければ、全然セーフゾーンだと思います。Danger Zoneではありません(笑)
かくいう自分は、年齢制限ギリギリで受験しました(Danger Zone)。
「公務員はオワコン」と思う人へ
元公務員としては、オワコンというより、適性があるかどうかだと感じます。
コツコツと事務仕事をやりたい!と思う人にはうってつけの仕事だと思います。
特に、公務員はできる限りミスを無く仕事を回すために、「決裁」と呼ばれる方法で末端の若手職員がミスをしてしまっても、チームでカバーする方法が取られています。
公務員とは試験に受かりさえすれば安定給がもらえる「身分」。メリット・デメリットを解説
メリット1:各種手当が潤沢
地域手当
まず、地域手当。
大都会ほど地域手当が高いです。その点、東京都23区内が額面では最も高いです(基本給に+20%前後だとか聞いたことがあります)。
その他の地域では、地域の中心部や政令指定都市ほど支給されます。
家賃手当
これ、かなり重要です。民間だと、利益が出ている企業なら支給はあるかもしれませんが、中小企業だと出ないことも多々あります。
その点、公務員は、賃貸物件を借りれば、手当が出ます。
- \16,000以下では支給なし
- \17,000
家賃手当を計算する式があり、以下のリンク先では家賃を入力すると、支給される手当額と実質負担分が計算されます。
自分は効率厨なので、次の計算もしてみました(笑)
家賃代に占める家賃手当率の早見表
家賃に占める家賃手当を最も多くしたい場合、赤で囲った\61,000がコスパが最も良いということになります。
地方では駅前の良いところの1~2LDKに入れるくらいの額でしょう(地方民の感覚)。
超過勤務手当(残業代)
これに関しては、正直、部署や省庁によります。
財布を握っている所に近いほど、ちゃんと支給してくれます。
予備校時代の後輩の話によると、H務省系の部局では全額出してくれない一方、Z務省では100%出るとか・・・。K境省もあまり出ないとか聞きます。
県庁・市役所では財政局といったところでしょうか。
お金を握っている所ほど、権力を持つのは
メリット2:ポイ活で無双できる
公務員になると、信用が抜群なので、クレジットカード作成時は即発行してもらえます。
審査で弾かれることは、ブラックカードとかでもない限り、ありません。
ポイ活でのクレジットカード案件はポイントが高く、自分も当時はポイ活でクレジットカードを作りまくって怪しまれない程度に荒稼ぎしてました(笑)。
ポイ活は副業規定に引っかからない!
公務員が荒稼ぎしてええんか?と思われるかもしれませんが、ポイ活にかかる「明確な」副業規定はありません。定義がされていないだけです。
こういう副業をしていても、役所内で公言する人はまずいないと思います。
公言すると、儲かっているからという理由で「トイレが長いとき、デイトレでもしているんじゃないか」とかあらぬ噂を立てられたり、デメリットしかないからです。
一応、ポイ活によるポイントという利益は「雑所得」に分類されるので、年20万円を超えなければ何もありませんし、
ポイ活によるポイントが年20万円以上にもなるほどクレジットカード発行をする猛者もいないかと思われます(笑)。
以下の記事でポイ活を紹介します。
メリット3:マッチングアプリでも無双できる
将来の年金不安や昨今の経済不安などから、地方では堅実な職業に就いている人ほどマッチング確率が高いと感じます。
関東都心に近いと、日本の中でも上位の企業が集まっているため、公務員は逆に不人気と関東の同期に聞きました。
一方で、地方ではやはりインフラ系と公務員がかなりモテます(地方在住の感覚として)。
特に、子供を育てたいと考えている人ほど、地方で働ける国家公務員(国家専門職・国家一般職)は超おすすめです。ワークライフバランス・子育て支援を重視しているため、育児休業や時短勤務・フレックス制度が充実していますし、制度利用者も年々増加していると聞きました。
メリット4:倒産することがない
よく国の役所では「親方日の丸だからうんぬん~」と言っていました。
財政的な支えは国家予算ということですね。地方公共団体だと規模は小さくなりますが、それでも国からの交付金もあります。
それでももし、国家公務員が職にあぶれるときは、日本の終わり。
日本は世界でも第3位の経済大国ですので、日本が財政破綻すれば、日本中の企業もえらいこっちゃになります。
それどころか、欧米と世界も只事ではなくなるので、限りなくローリスクと考えるべきです。
地方公務員の場合、夕張市の事例もあるため、過疎地域の自治体は敬遠しておき、政令市や県庁を選ぶ方が無難でしょう。
メリット5:人生計画を立てやすい
安定給・リストラの心配なし。マッチングアプリで無双し、良い伴侶に巡り合い、ポイ活でへそくりを貯めることができる。
国家公務員の場合、子供ができれば、育児休暇も取れますし、むしろ取れ取れと言われる風潮があります。女性の場合も、1~2年は育児休業の後、復帰している方もたくさんいました。
また、女性にも最近は門戸がより開かれるようになり、各部局の人事では女性比率が重視されています(裁判所事務官は特に)。
デメリット1:給料は安定しているが、伸び率は民間より低い
国家公務員でいうと、人事院勧告による給与引き上げという、民間の給与水準上昇率を参考にした給料体系見直しがされることで、実際にもらえる月給が増えます(地方公務員も差は多少あれど、給与水準は国家公務員と同じです)。
しかし、民間といっても、ピンからキリまでありますので、景気が良い時は大企業はガンガン給料UPしますが、中小企業のすべてがそうではないこともあります。
そのため、大企業の給料上昇率から多少マイナスされた結果が、人事院勧告につながります。
対策
公務員として、日本に住みつつ、次の年金対策・インフレ対策・資産形成をすれば充分でしょう。
- 生活費の数ヶ月~1年分は日本円で持つ→急な出費があっても対応できる
- 米ドルに外貨預金→日本円だけで資産を持たないことで為替リスクを減らす
- 株式・債券・J-REIT(不動産を証券化したもの)・外国REITに積立・分散投資→資産形成の基本
ただ、公務員として働いていれば給料はローリスク・ローリターンでもらえるので、自分は株式投資も行いつつ、仮想通貨・FXのハイリターン・ハイリスク性と中和して、資産全体をミドルリターン・ミドルリスク化して、おこづかいUPをしていました。
安定・低リスクの公務員だからこそ、多少リスクを取ろうとも思えるんです。
詳しくはこちら↓
デメリット2:人材の流動性が低い
公務員は刑事事件を起こすとか、そうしたことをしない限りはクビになりませんし、倒産による人員削減でリストラ、ということもありません。
ですが、このことは逆に、役所内の人材の流動性が少ないということです。
つまり、部署が変わることがあっても、同じ人が居続けるということです。
もし、上司がパワハラ上司だったら・・・?
対策
自分は省庁の支分局にいたので、その話でいきますが、上司の指導がパワハラにあたると思われる場合、さらにその上の上司に言いつけたり、人事に相談することで、自分またはパワハラ上司の配置換えを申し出ることができます。
ただ、異動時期を過ぎてからだと、なかなか難しいです。
そのため、
1.メンタルクリニックでパワハラのことを医師に相談し、パワハラ上司が異動するまで病気休暇を取得・休職する
2.人事に相談し、自分だけでも配置換えができないか根気よく交渉する
という2つの選択肢が出てきます。自分はパワハラ上司により、適応障害になり出勤することが難しくなったので、1の方法で正当な権利の行使をしていました。
病気休暇・休職しても給料保障が厚い理由
仕方なしに病気休暇・休職しても給料がもらえる。
はっきりいって、公務員試験という競争をくぐり抜けて獲得した身分だからです。
大企業に入って、ボーナス〇か月分出た~と喜ぶのと同じようなものです。
一生懸命仕事をがんばっていたのに、心無い上司のせいで仕事ができなくなったのなら、
公務員の正当な権利として病気休暇・休職を取る権利を誰も咎めることはできません。
病気休暇・休職時はどれくらいの給料が出る?
名称 | 最初に病気休暇を取ってからの期間 | 支給される給料 |
病気休暇 | 0~3ヶ月 | 100% |
休職 | 3ヶ月~1年3ヶ月 | 80% |
休職 | 1年3ヶ月~2年9ヶ月 | 66% (共済からの傷病手当金) |
初めに病気休暇を取ってから2年9ヶ月が経って以降は無給となり、3年が経つと復帰不可能と判断され、公務員の身分を失います。
それでも、休み始めてから2年9ヶ月間は給料が出るのでリスクに対する備えは徹底されています。
ただし、休職はズル休みというわけではなく、医師の診断書が必要ですので、その点は留意ください。
国家公務員と地方公務員、どっちを選ぶべきか?
景気が冷え込めば、倍率は高くなりますが、下準備を1年前から仕込んでいればある程度のレベルまでいけるため、試験の倍率を気にすることはないです。
倍率を気にするのは、大学職員が第1志望の場合か、自分の力に自信がない場合かと思われます。
もし、公務員試験まで半年しかない!という人は今からガチるか、1年先を見据えてスケジュールを立てることをおすすめします。
(ガチって極稀に半年で受かる人を知っていますが、半年前でも受け入れてくれる予備校は少数のため、リスクが高いです)
「急がば回れ」とはまさにこのことです。
各試験区分の難易度は?
公務員試験のシーズンは、毎年4月下旬の国家総合職の一次試験(筆記)を皮切りに、裁判所、国家専門職、国家一般職、政令市、市町村という大きな流れがあります。
まず、公務員にはどういうものがあるのか確認しましょう。
国家総合職 | 各省庁 | キャリア官僚。霞ヶ関の中央省庁で勤務。受験生間での通称「コクソウ/国葬」。給料は高いが、その分求められるクオリティも高い。 |
裁判所事務官(総合職・一般職) | 最高裁・高裁・地裁・簡裁 | 刑事裁判や民事裁判を行う手続きや検察官・弁護士との打ち合わせなどの事務、来所者の案内整理など。 |
国家専門職 | 国税専門官 | 税務署や国税局で税金にかかる徴収事務・摘発など。給料は一般職より多く、一般事務職とは異なる給料テーブルになっている。 |
財務専門官 | 財務省の地方支分局(財務局)での事務。「ザイセン」と財務局側は呼んでいるが、受験生にはイマイチ浸透していない。 森友問題で話題になった近畿財務局などの財務局はこの枠。 半沢直樹で出てくる金融庁の黒崎が行っていた銀行への立ち入り検査・監督ができるのは地方だと財務局。 | |
労働基準監督官 | 労働基準監督署で企業の労働紛争に対応する。厚労省管轄であり、残業時間がすごいので、関係者からは「強制労働省」と揶揄されている。 | |
皇宮護衛官 | 皇宮の警備。警察のような警備訓練もあり、実質は公安職。 | |
航空管制官 | 空港の管制塔でパイロットに誘導等の指示をする。 | |
国家一般職 | 各省庁 | 受験生間での通称「コッパン」。税関や検察事務、警察庁、公安調査庁、自衛隊など公安関係の一般職もある。 |
地方公務員 | 東京特別区・政令市・市町村 | 政令市は激戦。なお、大卒は入庁後、多くはケースワーカーとして配属され、辞めないかどうかストレス耐久テストを課されるというのが公務員受験業界でのもっぱらのウワサ。 |
都道府県庁 | 自治体が広いほど異動ガチャ度が増す。特に北海道庁。 | |
教員 | 言わずと知れたブラックさ。 | |
学校事務 | 募集人員が少ない。 | |
警視庁・道府県警察 | 公安職なので一般職よりは給料が多い。 | |
警察事務 | 警察官の補助事務。警察学校には行かされるが、警察事務職員向けの内容(ゆるい)と聞く。 | |
その他 | 国立大学法人 | 倍率がかなり高いため、面接でかなり振るいにかけられる。 |
独立行政法人 | 募集人員・時期・求める人物像が千差万別。 |
筆記試験の難易度的には、
国家総合職>裁判所総合職>>>>都庁・政令市・裁判所一般職・財務専門官・国公立大学職員>東京特別区・道府県庁・国税専門官・国家一般職>市町村
というところでしょうか。異論は認めます(笑)
1.総合職系は筆記・面接ともに鬼です。
2.都庁・政令市や財務専門官は筆記が少し難しく、面接の難易度が中の上。大学職員は募集人員が少なく、倍率が高いためこの分類に入れました。
3.国家一般職や特別区・国税専門官は一通りの対策を人並みにこなし、平均をコンスタントに取ることができれば合格する印象です。
4.政令市以外の市町村は、事実上のコネ枠がある、と通っていた公務員予備校ではよく聞いていたので、筆記試験自体は公務員試験の中でも最も簡単ですが、面接以降の選考過程では闇の調整があります。
ただ、出身自治体の方がやはり有利です。
また、大学職員も、かなり面接で選り好みされる上、そもそもの募集人数が少ないため、その大学出身者や併願先にする人が多い印象です。
公務員志望者の永遠の課題
本命は国家公務員と地方公務員のどちらにするか?
公務員試験受験者は毎年頭を悩ませています。
まず、大前提として、公務員試験の受験料は、出願時に地方自治体なら簡易書留代と封筒代、国家公務員の場合はすべて電子化されているので、大学受験のような1万円2万円といった費用はかかりません。
なので、本命がどこであれ、受けれる日程の試験区分はすべて受験し、試験の雰囲気に慣れることが本命への近道です。
地方公務員を本命にしたいのならば
- 県内が狭い県庁なら、政令市だけでなく、県庁も視野に入れるべき。
国家公務員を本命にしたいのならば
- 基本は各管轄エリア内(北海道・東北・関東甲信越・北陸・東海・近畿・四国・中国・九州・沖縄)の異動がある(例外は税関。例えば、函館税関は北海道・青森・秋田・岩手が管轄になっている。また、国土交通省東京航空局は東日本、大阪航空局は西日本になっている)。
- 地方支分局の場合、総務省の総合通信局・行政評価局、経済産業省の経済産業局はその局と霞ヶ関との間でしか異動が無く、人気が高い。一方、国土交通省の地方整備局は河川事務所や道路事務所が県内中にあったりなど、省庁によりかなり差がある。そのため、予備校で情報収集するのがコスパ・タイパにおいて最強説。
- 異動がある地方支分局といっても、国家公務員宿舎は民間と比べれば破格の値段で入居できるので、異動先での生活をエンジョイすることも可能!
- 霞ヶ関の本省に行くと、激務の代わりにお金は貯まり、地方支分局に戻ると本省経験があるという修羅場を抜けてきたことに対する箔が付く。ただし個人的には、本省に近いほどパワハラが依然根強い印象があるので、オススメしない。なお、本省への異動は基本は志願制。
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